ビーチクリーンで拾った海洋廃棄物(漁業用発泡スチロールのブイ)で作ったサーフボードでマジックボードはできるのか?企画

ビーチクリーンの時によく見かける漂着ゴミ、
漁業用の発泡スチロールのブイ。

「これでサーフボード創ったら面白いやろな?」
と思ったのがきっかけです。

程よくぼろぼろのフジツボ付きのブイを選択。
良く洗浄してから乾燥させて、図面を起こしてから寸法にカットし、
機能性と強度を持たすために、まずはスリーストリンガーのブランクスを製作。

圧着作業。

この時点でもフジツボが。。。
貝ガラはプレーナーの刃を痛めてしまうので、綺麗に撤去してからシェイプ。
刃が当たらない穴の中に入っているものはそのまま仕上げました。(笑)

ツインフィッシュをデザイン/シェイプしました。

素材が発泡スチロールなので、ポリエステル樹脂だと化学反応で溶けてしまうので、エポキシ樹脂でコーティングしなければならない。
エポキシ樹脂にフィンオンは極めて不向きだが、あえてフィンオンに。
フィンは、河川工事のために伐採された宍喰・八山の大桐の端材を使用。

漁業用ブイは発泡密度が極めて荒く、とても柔らかいので、
そのまま使用するとサーフボードに不向きなので、
デッキ・ボトムの両面に竹の突板を圧着して、強度とフレックスを確保しました。

ボロボロのゴミからでも、機能性に長けた美しいサーフボードを作れることを証明するのが、今回のミッションなのです。

レールには園芸用の麻布を使用。
エッジとフィンナップには、ルロクラシックから販売しているホーリーバジルのハーブティーを製造する過程で、ハーブを収穫後に天日干しする際に実際に使用した麻ひもを再利用しました。

ブランドは Rulo Classic surfboard から発表。

なんとか、形になりました。

麻ひもをロービングに使用した、
エポキシレジンでのウッドオンフィン。

滑り止めワックスは、Back to the Nature /Bee Wax 
天然素材の蜜蝋ワックスを使用。

そして、待望の瞬間。
絶好のコンディションの海へ!!

こちらが実際に波に乗っている乗り手目線の映像です。

Feels so Good !!
全く違和感なく、ご機嫌のライディングをメイク。

引き続き、乗り込んで耐久性のテストを行い、
プロライダーに引き継いでいきたいと思います。

いかに、課題に楽しみながら向き合えるか?
そんな、メッセージがこのボードには込められています。


Surfing is FUN !!






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